車好きにとってこれほど大きなニュースがあったでしょうか。。。

VWが排気ガス試験の時だけクリーンな排気をして試験をパスするようにイカサマ設定プログラムを盛り込んでいたようで、明るみになってから仕方なくVW自身が認めた期間だけでも2010年~現在までずっと犯行(あえてこう言います)を1100万台に渡って行っていたという。

ポルシェを中心にAUDI、ベントレー、VW、ランボルギーニ、ブガッティという層々たるブランドを抱える巨大グループといえど、今回の想定される2兆円超の制裁金や、既にアメリカで民事訴訟ラッシュとなっている様ですので、これからの敗訴による賠償金等を考えると会社自体消し飛んでもおかしくないレベルかと思います。

無題

 

かといってドイツがGDPの10%を生み出すVWの倒産を手放しで放置する筈も無く、この規模の話は国を挙げて一種の戦争になる可能性すらあると思います。

一体この先自動車業界、、世界はどうなっていくんでしょうか。私としても人生初というくらいの事件ですのでこの先じっくり見ていく必要があると思います。

 

と、まぁ小難しい話は置いておきまして、18年間ほぼ毎日のように洗車をしている私も排気ガスに関しては思い当たる節があります。

私が免許を取ったばかりの18年くらい前はは洗車してもすぐに排気ガスの黒い煤が車に付着していたような気がするのです。

たまに乗るバイクでも今よりもっと顔が煤で汚れたような気がするんです。

気がする気がするばかりで申し訳ないのですが、日本の排気ガス規制は年々厳しくなっていっており、この18年の間でも15回も排気ガス規制値の改正、つまりどんどんクリーンな排気を強制されています。

そんな中、日本の自動車メーカーは真面目に排気ガスをクリーン化していったからこそ洗車後に煤で汚れることも無くなったのではないか?となんとなく思った次第です。(はい、すごくなんとなくです)

ドイツ圏では大気汚染がどんどん酷くなっていってるというニュースがここ数年多かったのでこの排気ガスのイカサマ事件と何か関係があるのか?とも勘ぐってしまいます。

色々証拠に欠ける話にはなってしまいますが、日本だけは真面目にやっていたと信じたい私の色眼鏡もあるかもしれません。

この先VWを中心に中古車相場が大きく動くと思われます。またランボAUDIなどのブランド買収劇もあるかと思います。また、ディーゼルというだけで消費者に避けられる、まさに風評被害の影響も席巻するかもしれません。孤軍奮闘でハイブリッド推しだったトヨタが一人勝ちになるかもしれません。さらにあまりに独り勝ちになりすぎて独禁法やらなにやらと集中砲火を浴びて自動車業界自体が焼野原になるかもしれません。想像しだすと止まりません。その位の事件でした。

でも排気ガスが汚かろうがなんだろうが、VWグループがとても良い車を作ってきたのは事実。

どんな車であれ、綺麗にピカピカにしたいという私の想いは変わらないのです(無理やり〆ました)